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2011. 09. 25  
 室堂からは美濃禅定道となる。トンビ岩コースと呼ばれるものが正式な美濃禅定道だ。室堂から南竜を降り、坂を降りきってから登る油坂は辛いとみんな言うが(・0・。) はそれほどとは思わなかったがただ股関節の痛みが強くなって足が前に出ないのが辛かった。なんかもう余裕がなくなって愛想もなくなった感じだった。

DSCF5280.jpg

 別山まで休みなしで歩いて3時間半かかった。14時30分だった。しばらく休んだがここからは元気なときでも石徹白までは5時間かかってしまう。Mさんやアンカー役のS先生、Hさんに迷惑とかけてしまうと懸命に歩いた。アンカーさんは気を使って少し離れて歩いてくださった。プレッシャーを与えない配慮だ。なのでMさんと一緒に励ましてもらいながら歩いた。Mさんと歩きながら話したこと。

 神駈をこれで3回参加して自分たちもある程度の役目が果たせたと思うみたいなこと。

 これで一区切りをつけて今度は荒行(24時間)じゃなくって難行(1泊2日)に参加しようみたいなこと。

 Mさんは山でご飯を食べてビールを飲んで星を見て眠れたら最高じゃないですか、と言う。田舎育ちの(・0・。) なんかは山に囲まれて生きてきたから山なんか見えて当たり前、星も見えて当たり前と思ってしまう。でもMさんはそれが最高だと言う。

 それって地元に住んでいる自分たちが石徹白の魅力に気づいていないことと同じことだなと思う。街の人は石徹白に来ると自然がいい、水がいい、景色がいいと言う。石徹白の人は何にもないところだと思っているからそういうことを言われると何がそんなにいいの?と思ってしまう。

 三ノ峰を降りるころから目の錯覚がひどくなってきた。足元の枯れた笹の葉が時代劇の漫画のように見えてきた。雑誌が捨ててあるのかと思って立ち止まって見てみたが、ただ笹の葉の枯れたのがたくさん落ちているだけだった。

 足を引きずって歩く、ということはなかったけど銚子までくるとあたりは暗くなっていた。出発の時につけていたヘッドランプを再度装備してあるいた。そうすると笹の葉の裏の白い部分が紙で作った模型みたいに見えて、人の模型みたいなものが大勢立っているように見えた。登山道もなんだかへんな感じでそのうち頭の中でラジオでもなっているような音が聞こえてきた。幻聴が聞こえてきたと思って、心底怖かった。神鳩の避難小屋でS先生に体調を聞かれ、へんなものが見えると言ったら心配してくださってアンカー役だけど先導してくださった。

 歩いても歩いても石徹白の大杉は見えてこない。もう限界と思ったが家に帰らないと寝れないしと思っていると大杉が見えてきた。大杉平には主催者のNさんと愛犬ごろうが待っていてくれた。遅くなって迷惑をかけてしまった。早くゴールをと思って三ノ峰から飲んでいない水も我慢して登山口まで頑張ったが最後の階段が長かった。

 登山口は灯りがついていて盆踊りかと思った。ゴールしたときは待たせてすみませんでした。もう歩けませんと言った気がする。みんな遅くなってしまったのにずいぶん褒めてくれた。

 東屋では石徹白の人たちがバーベキューをしていた。きっと参加者やスタッフさんに振舞ってくれたのだと思ってうれしかった。でも一度東屋の石垣に座り込んだらもう立てなかった。まずタバコをもらって(別山から禁煙だった)吸って、それからビールを一気に2本飲んだ。お肉は少しだけで十分だった。

 みんな運動会で疲れていたろうし、明日は敬老会もある。うちで早く休みたいだろうにMさんと(・0・。) やアンカーのS先生、Hさんをねぎらってくれて本当にうれしかった。ゴールは20時半を過ぎていたと思う。

 美濃禅定道は尾根づたいの崖が多く、ちょっと足を滑らせれば50メートルは滑落しそうなところだらけで怖かった。それにネガティブなことばっかり考えていて、もうブログは書かんとか神駈ももう参加しないとかそんなことばっかり考えながら歩いていた。きっと心身とも限界な状態だったのだと思う。そう思うと初参加でさらっとゴールした人たちはすごいと思う。スタート前に少しだけ一緒にいた人たちはそれから二度と会うことはなかった。

 ゴールしたあと、ねぎらってくれた人たちにお礼を言って、「もう神駈はやめるで」と言っていたら主催者のNさんが聞いていて、そんなこと言ってはいけない雰囲気だったのでしまったと思った。でもあの時は本心だった。来年のことはもう少ししてからきちんと考えようと思う。

 みなさん。なんでもないブログを最後まで読んでくださってどうもありがとうございました。主催者のNさんとスタッフの皆さん、石徹白チームをサポートしてくださった公民館長さんおよび主事の皆さんと地元の皆さん、参加者のMさんS先生Hさん。本当にお世話になりました。(・0・。) は上手に言えないので心苦しいのですが皆さんのおかげで完走できたと思っています。そのことを思いながら今日ブログを書きました。どうもありがとうございました。(完)

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Comment
No title
本当におつかれさまでした。私たちが考える以上に過酷な山行であること、ブログを通して強く感じます。やろうとしても誰もができることではありません。貴重な体験、報告をありがとうございます。無事に完走できて本当によかったです。石徹白人の精神力と優しさは、その豊かな環境で培われているのですね。
No title
 shiho さん

 コメントありがとうございます。あんまり意味を持ってこの登山に参加していないんでえらそうなことは何にも言えないんですけど、昔みんなが目指した白山がどういうものなのか、分かっただけでもいいのではないかと思っています。
 近くにゴルフ場があるのでゴルフを始めて、山があるから山に登ってというカンジです(^▽^;。
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